Once More

Ⅱ-ⅱ.宗教的な考え方

　禅の世界から考えれば、宗教は一枚岩と考えられる と、思われます。それは、宗教は教えがあり、従っていれば、

よみ（黄泉）の世界などで幸せとなれる、ということなどであると思われます。また、こころで

瞑想することで、こころの底を見つめ、より本質を見抜こうとされる姿勢は変わらないと思います。

　しかし、本質で考えられることは、各宗教で違って来うる と、思われます。それが、悲しい出来事を生むところ と、思われ得るのですが、本来的に、本質を見抜こうとする姿勢自体は、宗教で変わりないのではないかと思われます。本質的な見方をできるよう、生活を質と暮らすことで、いのちを得られるのではないかと、思われます。この肯定的循環が、人々に宗教的生活をおくることの充実感を生むこととなっているのではないかと思われます。
信仰とは、とおとい ことだと思います。周囲のものを投げうって帰依するこころは、変えられないことではないかと思われます。信者は、同じ信仰者と思われます。わかり合えることを願っています。