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ⅰ―②はじめにおそれ、不安があった
ことば、コミュニケーションというのが出来る原初の時代、ひとがはじめ思ったことは、おそれ、不安だったのではないかと思っています。地球で、生まれたとき、天(手のとどかないもの)と地(地上のこと)と、
生と死というとりとめのない事実があると思います。つまり、生まれた
ときからそのような、おそれ、不安を感じる世界だったのだと思われます。
ⅰ―③消化していないことばと知識
そのような否応のない不安を感じ、生まれて来た人という生き物は、はじめ発したことばというのは、恐怖を感じる言葉や、タブー語ではなかったか考えています。そうであれば、人が生んできた言葉とは、はじめ、自身や、事・物・他者をうまく取り持つ言葉、消化された言葉なのではなく、
なにか恐怖心を想起するような、とりとめのないことではなかったかと考えています。
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